3rdアルバム「BEYOND THE ASTRAL SKIES」をリリースし、同年2月22日ダブリンはTVクラブを皮切りにし、UK,ヨーロッパを経由してアメリカ上陸を果たしたワールドツアー1985より1985年5月23日、テキサス、サン・アントニオ公演を良好マスターで収録。"THE NIGHT THE MASTER CMES"で幕を開けたステージはダブル・キーボード6人編成という新たなラインナップ/専任ヴォーカリストの存在もあって、それ以前と比べ格段にスケール・アップした演奏を聴くことが出来ます。コーラスをリフのように大々的にフィーチャーし、スタジオ・バージョンと一緒なのは殆どサビだけという一聴しただけでは別の曲と思ってしまうような大胆すぎるアレンジでプレイされる"ICEBREAKER" やラスト・ナンバーで紹介を挟みながら演奏された未発表曲も必聴ですが、最大の聴き所は84年暮れに作曲されモニカに捧げられた後に、「SKY OF AVALON」に収録されることになるウリの代表的名バラード"STARLIGHT"のアーリー・ライヴ・ヴァージョンを初めて耳に出来る事でしょう。アルバム収録ヴァージョンではオーケストラをフィーチャーした荘厳なアレンジが施されていましたが、ここではVO, G, B, KEY, DR, といったシンプルなアレンジによるロッカ・バラードとして演奏されており、その素晴らしい出来はファンなら是非とも聴いてほしいところ。ジャケット・ワークは1985のツアー・パンフより。