オーストラリア最大のロック・フェス「Big Day Out」へのヘッド・ライナーを勤めた2004年1月23日シドニーでのライブを現地TV放送より高画質にて収録。 番組は会場を見下ろす控え室でのインタビューからはじまり、待望のライブ本編へとつながります。ラーズ独特の下っ腹に響くバスドラのリズムにのせ、気持ちよくドライブしたロバートのベース・ソロからスタート。ニュー・アルバムから唯一プレイされた"Frantik"では、ジェイムスがギターで観客を煽り、さらにボルテージをあげます。"Sad But True"をジェームズが口ずさむと、オーディエンスは大合唱。そしてそのまま曲がはじまる展開は鳥肌モノ。後半も上がりっぱなしのボルテージは"Battery"の劇的なイントロに続き、会場はヘッド・バンキングの嵐。その後、カークの奏でるギターの美しいアルペジオに会場が酔いしれ"Nothing Else Matters"がしっとりと始まるとオーディエンスも一緒に歌い、メタリカが単なるラウドなだけのバンドでは決して無いことを改めて感じさせます。そして曲のエンディングでカークがギターをフィード・バックさせ、そのままエンディングの"Master Of Puppetz"に突入。ここでの盛り上がりようは必見です。曲数は少なめですが、内容の濃さは十分。フェスティバル独特の雰囲気も凄く楽しめるライブは必見です。ボーナスとして同ツアーから、バックステージにおけるリラックスしたメンバーとのインタビュー、そしてメタリカのメンバーが、抽選で選ばれた女性ファンとチューニング・ルームでセッションをするという、ある意味とても貴重な映像をプラス。ファンと共に演奏を楽しむリラックスした表情のメンバーが見られるのも、ファンにはありがたい映像です。