2008年3月アルゼンチンで行われた『Quilmes Rock Festival』に出演したときのライブをデジタルTVブロードキャストより抜群のプロショット収録。 おなじみのイントロ「カルミナ・ブラーナ」が流れると、会場のリバー・プレート・スタジアムは早くもオジーコールの嵐。オジーが登場しオープニング・ナンバーは『Black Rain』収録の「I Don't Wanna Stop」。続く「Bark At The Moon」で既に会場は出来上がっています。会場のノリのよさに気を良くしたのか、オジー得意の尻出しパフォーマンスを披露。「Mr. Crowley」では、リック・ウェイクマンの息子のアダム・ウェイクマンが奏でる重厚なイントロのあと会場が大合唱。終盤ではオジーが客席にバケツの水をかけまくります。『Black Rain』収録曲の「Not Going Away」の後、会場にサイレンの音が流れ「War Pigs」が始まり、本日初めてのサバス・ナンバーに会場はさらに熱くなります。メンバー紹介に続く「Crazy Train」のエンディングと同時にザックのギターソロに突入します。へヴィなソロだけでなく、頭の後ろで弾いたり歯で弾いたりと派手なパフォーマンスもたっぷり堪能できます。その後も会場のボルテージは上がりっぱなしで「Iron Man」、「I Don't Know」とサバス時代、ソロ時代の代表曲をプレイ。ラストの「I Don't Wanna Change The World」でのオーディエンスの立てノリはもの凄い光景です。曲が終わってもオジーコールは一向にやまず、アンコールの1曲目は「Mama I'm Coming Home」。締めくくりの定番曲「Paranoid」の途中、放送時間の関係か後半が編集されてしまっているのは残念ですがライブ全体があまりにも素晴らしいパフォーマンスのためそれもほとんど気になりません。ブラックサバスとは全く違う今年のオジーのライブを高画質で堪能するのには最適なタイトルです。 SN01