ウェンディ・レーベル第24弾は、1972年6月7日、カナダはモントリオール・フォーラム公演です! オフィシャル『HOW THE WEST WAS WON』が収録された1972年アメリカン・ツアーから、まさに最高のツェッペリンが堪能できる新たなタイトルのリリースです! これぞ熱狂のレッド・ツェッペリン・ライヴ!! 一般的にこの年の日本公演からロバートの歌唱に翳りが見えてきたと言われていますが、4ヶ月前のこのモントリオール公演では、そんな予兆など微塵も見られない素晴らしいヴォーカルを聴かせてくれます。ハイ・トーンを交えた表情豊かなヴォーカルは、後に本人自身でさえも再現出来なくなった、まさに一期一会の熱唱。バックもそんなロバートに応えるかの如く、バンドの絶頂期とも言うべきドラマチックな演奏を展開。この時期のツェッペリンはヴォーカルと楽器の沸点が交差した、眩しい光を放つ瞬間の連続! 数多く存在するであろうライヴ・テープからジミーペイジがこのツアーをオフィシャル・ライヴに選んだのも頷けます。このモントリオール公演はそんな1972年のアメリカン・ツアーの中でもツアー序盤の様子を如実に伝えてくれる最高の音源です。 このモントリオール公演は今まで2種類のオーディエンス・ソースにてリリースされていましたが、今回はその2種類のテープに加え、新たに発見された第3種目となるソースを使用して、既発盤よりも遥かに完全に近い形を実現しました。この初登場である第3のテープを使用することにより、今までカットのあった「移民の歌」や「幻惑されて」、イントロが欠けていた「タンジェリン」などの曲が初めて完全な状態で聴くことができるようになりました。また既発盤では曲間がずたずたに切れていたのですが、本タイトルは初登場のMCやチューニングなども含め、スムーズに聴けるよう丁寧に編集&マスタリングがなされています。既発盤ではかったるい位遅かったピッチも、ビシッと正確に決まっており、もはやこれが決定盤と言えるでしょう。メイン・ソースの部分はファースト・ジェネレーション・テープからDATに落としたものを使用。既発盤の中抜けしたシャカシャカ軽い音とはもはや比較にならないくらい、まるで別ソースかと思うくらい、ジェネレーションの違いが顕著に出た良い例と言えるでしょう。サブ・ソース及び初登場ソース3も違和感なくメイン・ソースに溶け込んでおり編集跡を感じさせません。モントリオール公演といえば「音が悪い」「ピッチが遅い」「カットが多い」といったイメージがあったと思いますが、そんなマイナス・イメージを刷新するどころか、こんな素晴らしいパフォーマンスがあったのかと、素晴らしい高音質と素晴らしい演奏に、きっとこのモントリオール公演も彼らのライヴ・ヒストリーの中で燦然たる軌跡として残るでしょう。ウェンディ・レーベル24弾。初登場音源を含むプレス盤3枚組。日本語帯付。美しいピクチャー・ディスク仕様です。 DISC ONE 01. Introduction 02. Immigrant Song 03. Heartbreaker 04. Black Dog 05. Since I've Been Loving You 06. Stairway To Heaven 07. Going To California 08. That's The Way 09. Tangerine DISC TWO 01. Bron-Y-Aur Stomp 02. Dazed And Confused 03. What Is And What Should Never Be 04. Moby Dick DISC THREE 01. Whole Lotta Love 02. Rock And Roll 03. Thank You CC01