ウェンディ・レーベル記念すべき第40弾は、『Listen To This Eddie』『For Badgeholders Only』『Saturday Night's Alright』に続く、1977年LA6連続公演より、1977年6月27日、LAフォーラム最終日です。6連続公演の最後を飾る名演。しかも最終日にも関わらず6日間で最も演奏時間が長いという驚異のコンサートを完全収録。音質も初日に次ぐ素晴らしいもので、このモンスター・コンサートの魅力を余すところなく高音質で収録しています。ハイテンションの「The Song Remains The Same」から始まる雄大な演奏は圧巻。余裕たっぷりにセット・リストを進める様子は、貫禄と自信にあふれています。聴きどころは中盤に位置するアコースティック・セット。即興で「Going Down South」が始まり、なんと「Dancing Days」までもがアコースティック・バージョンで演奏されます。長大な「Trampled Underfoot」「Moby Dick」に続いて、恒例のジミー独演によるギターソロはなんと24分以上に渡る、おそらくオフィシャルでは収録されることのないであろう悪ノリ気味のもの。映画『ウエスト・サイド物語』の「アメリカ」のフレーズが挿入され、テルミンやバイオリンボウなどを駆使して多彩な世界を創造します。その幻想的な雰囲気の中で始まる「Achilles Last Stand」は、これまた壮絶で言葉に尽くしがたい名演。ギターとドラムの洪水のようなアンサンブル。このようなハイテンションを最初から最後まで持続させるのは驚異としか言いようがありません。その後、爆竹と共に静かに始まる「Stairway To Heaven」も実にエモーショナルで感動的な演奏です。アンコールで再登場したバンドは、まずロバートが感慨深くスタッフ紹介をし、フィナーレを奏で、火を吹くような「Whole Lotta Love」と「Rock And Roll」で締めくくられます。ボンゾがアクセントで入れる激しいロールがたまりません。結果的に最後のアメリカン・ツアーとなり、ツェッペリンとしては数々の名演を披露したLAフォーラム最後のステージになってしまいましたが、ロバートは “また会おう!” とシニカルに語ってステージを降ります。そんなウェンディ・レーベルとしては4公演目となる伝説のLA6連続公演の最終日。その最長&最高の演奏を完全パッケージ。ピクチャー・ディスク仕様。日本語帯付。 DISC ONE 01. THE SONG REMAINS THE SAME 02. SICK AGAIN 03. NOBODY'S FAULT BUT MINE 04. OVER THE HILLS AND FAR AWAY 05. SINCE I'VE BEEN LOVING YOU 06. NO QUARTER DISC TWO 01. TEN YEARS GONE 02. THE BATTLE OF EVERMORE 03. GOING TO CALIFORNIA 04. GOING DOWN SOUTH 05. BLACK COUNTRY WOMAN 06. BRON-Y-AUR STOMP 07. DANCING DAYS 08. WHITE SUMMER - BLACK MOUNTAIN SIDE 09. KASHMIR 10. TRAMPLED UNDERFOOT DISC THREE 01. OUT ON THE TILES - MOBY DICK 02. GUITAR SOLO 03. ACHILLES LAST STAND 04. STAIRWAY TO HEAVEN 05. WHOLE LOTTA LOVE 06. ROCK AND ROLL CC01