ウェンディ・レーベル最新作は、1970年8月21日タルサ公演を完全収録!! 今までまともなタイトルがなかったタルサ公演を、ロウ・ジェネ・ソースにて過去最長にて完全収録。あまり注目されなかったコンサートが名演奏として後世に残ることになる素晴らしいタイトルです。このタルサ公演は、興奮した聴衆によって「ハートブレーカー」が中断されるというハプニングがあり、また興奮覚めやらぬ聴衆に業を煮やして係員が会場の照明を点灯させてしまうというハプニングもあり、物々しい喧騒に包まれたコンサートでした。面白いのは「DAZED AND CONFUSED」で、この長い曲の最後の方で、なんと「WHITE SUMMER」のフレーズが挿入されるのです。こんなパターンは全ての年代を通してこの日のみというスペシャルアレンジ。インプロのネタが尽きて苦し紛れなのでしょうか(笑)。 PAの担当者があまり上手ではなく、ロバートが聴衆と一緒に”PA! PA!”とからかうシーンもあります。また、アンコール最後の「Communication Breakdown」の間奏ではテルミンが登場します。音源提供者によれば、ファースト・ジェネレーション・テープから直接DATに落としたものがマスターとして使用されているということで、確かに些細な部分でも既発盤より長いのがわかります。コンサート終了後も、ジミーがステージを降りる際にテルミンの前を通ったのか、反応して音が鳴るところまで入っています。このツアーといえば、ブルーベリーヒルを産んだ記念すべきツアーで、日々異なる表情を見せる、どれをとっても特別なコンサート揃い。このタルサもそんな公演のひとつといえるでしょう。気品あふれるアートワークと美しいピクチャー・ディスクで、御大もカタログ番号順にチェックしているというウエンディ・レーベルの最新作。日本語帯付。 DISC ONE 01. Introduction 02. Immigrant Song 03. Heartbreaker 04. Dazed And Confused 05. Bring It On Home 06. That's The Way 07. Bron-Yr-Aur 08. Since I've Been Loving You DISC TWO 01. Organ Solo 02. Thank You 03. What Is And What Should Never Be 04. Moby Dick 05. Whole Lotta Love 06. Communication Breakdown CC01