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モーズ加入以降のパープルの“音楽的幅の広さ”が顕著に伺える傑作アルバム「Rapture Of The Deep」リリース以降、2度目の来日公演(パープルとしての来日は今回で通算13回目)となった2009年ジャパンツアーから最終日、4/15東京国際フォーラム公演を完全収録。
黄金期の圧倒的なエナジーは望むべくもありませんが、年齢を超越してのこのエナジーは驚異的かつ圧倒的。新たな試みにチャレンジしてバラエティに富んだ楽曲群が、往年のパープル・クラシックスと絶妙のバランスでセットリストを形成しており、パープルの偉大さを改めて認識させられてしまう、そんなステージです。
パープル来日直前から「ジョン・ロードが自身の韓国公演の後、日本に立ち寄って最終日に飛び入りする」という話が厳かに関係者筋から極少数にリークされていましたが、それは現実となり、リハ無しの一発勝負でロード御大は2曲「Perfect Strangers」、「Smoke On The Water」でハモンド・オルガンをプレイ。往年のステージングで最終公演に花を添えています。 また、ギランと犬猿の仲とされるイングヴェイも、モーズがイングヴェイの楽屋に表敬訪問、「一緒にプレイしようよ!」との粋な計らいに当初は絶対に有り得ないとされた共演がナント「Smoke On The Water」で実現しました。これは「ロード氏飛び入り」とは違って、モーズが楽屋を訪れなければ決して実現し得なかった、直前に決まったハプニング中のハプニングです。イントロ前にはモーズとインギーのソロ合戦も披露され、モーズに遠慮しながらも手癖全開の高速ソロを決めるなど、インギーもノリノリのプレイを展開。しかしながらモーズの顔を立て渋々インギー飛び入りをOKしたギランでしたが、結局インギーとは目も合わさず、インギーの紹介もせず仕舞いでした。 そんな大人げないギランがステージで使用している非圧縮モニター・ソースとフロントロウからのダイナミック極上オーディエンスソースを、独自の最先端技術で同期させた完全フルマトリック収録。全盛期のスリリングなハイトーン・ボーカルはもちろん望めませんが、ギランの恥ずかしいくらいクッキリはっきりと聞き取る事が出来るボーカルが、他社レーベルさん製の同公演タイトルを不要な物にするくらいの極上のクオリティとなっています。(ギランの微妙な声のトーンまでもが分かる為、インギー登場時のギランの「やれやれ感」が手に取る様に判ってしまいます。)声量が無くなってしまった今でも、モニター直のダイレクトで聞くギランのボーカルは、他に類を見ない素晴らしい歌声を持ったボーカリストという事を再認識させられます。またバンドのアンサンブルもギラン・モニターのマトリックス処理に負けず劣らず非常にハイエンドで生々しく収録。 初日8日にはカットされた「Hush」、そして「Woman From Tokyo」に変わってセットインした「Mary Long」も含め、来日公演最長の100分となりました。そのカットされてしまった「Woman From Tokyo」を初日公演から追加収録。
初日には不調だったハモンド・オルガンも復活し、美味しい事尽くめとなった最終公演をどうぞお見逃し無く！！

Recoeded Live at Int'l Forum,Tokyo,Japan,April 15,2009

DISC1
01.Intro
02.Highway Star
03.Things I Never Said
04.Into The Fire
05.Strange Kind Of Woman
06.Rapture Of The Deep
07.Mary Long
08.Contact Lost/Steve solo
09.Sometimes I Feel Like Screaming
10.The Well dressed guiter (Steve Morse solo)
11.Wring That Neck
12.The Battle Rages On

DISC2
01.Don Airey solo
02.Perfect Strangers (w/Jon Lord)
03.Space Truckin'
04.Steve&Yngwie Guitar solo
05.Smoke On The Water(w/Jon Lord&Yngwie Malmsteen)
encore
06.Hush (inc.Ian Paice solo)
07.Black Night
08.Outro
09.Woman From Tokyo*
*Recoeded Live at Int'l Forum,Tokyo,Japan,April 08,2009