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アルカトラスで一躍有名になったイングヴェイ・マルムスティーンが、加入直前まで参加していたバンドとして、日本でも注目を浴びたスティーラー。在籍期間は短くライブの数も少なかったが、ライブは相当なインパクトを与え、イングヴェイの次のステップの足がかりを築いた。しかもこのメンバーでのアルバムは１枚のみで、発売時にはすでにイングヴェイは脱退していた。Disc 1は、そのスティーラーが83年4月28日に西海岸のカントリー・クラブで行ったライブを高音質サウンドボード収録したもの。楽曲はアメリカン・ハードですが、ギターはすでにイングヴェイ・スタイルが確立しています。ギターソロでは、アルカトラスのライブでも注目されたバッハのブーレが飛び出します。それから"Victim Of The City"は、後のソロアルバム「Marching Out」に収録された"On The Run Again"の元曲です。スティーラーのライブ音源は同年4月11日と5月7日のものが既発なので、新たなこの音源は注目です。そしてイングヴェイ脱退後、しばらくしてスティーラーを解散したリーダーのロン・キールが心機一転、新たに結成したのがキールです。Disc 2には日本ではあまり出回っていないそのキールのライブをこちらも高音質サウンドボードにて収録。イングヴェイという超個性がいなくなった分、全体のバランスがとれて心地よいアメリカンハードロックとなっています。ロン・キールのボーカルも、スティーラー時代より相当良くなり、安定感が増しています。こちらもおすすめです。

Live at The Country Club, Reseda, CA. 28th April 1983
Live at Harpo's WLLZ, Detroit, MI. 8th March 1985

Disc 1 (Steeler)
1. On The Rox
2. Backseat Driver
3. Born To Rock
4. Down To The Wire
5. Victim Of The City
6. Serenade
7. No Way Out
8. Cold Day In Hell
9. Yngwie Guitar Solo
10. Excited

Disc 2 (Keel)
1. Back To The City
2. Electric Love
3. Speed Demon
4. Lay Down The Law
5. Easier Said Than Done
6. Princess Of Illusion
7. So Many Girls So Little Time
8. Til Hell Freezes Over
9. Rock And Roll Animal
10. Cold Day In Hell
11. The Right To Rock
12. Let's Spend The Night Together
13. You're The Victim (I'm The Crime)
14. Backstage Interview


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