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LED ZEPPELIN / ON STAGE MELBOURNE 【2CD】

ウェンディ・レーベルの最新作は、1972年2月20日のオーストラリアはメルボルン公演になります。前作にあたる初登場曲を含む初の完全盤ニュージーランド・オークランド公演が好評で多くのファンの話題となりましたが、今回はその一連のオージー・シリーズの続編です。

ジャケット写真に見られるように広い会場を埋め尽くす満員の聴衆を前に、温暖な気候も相まってのびのびとした演奏が聴けるメルボルン公演。オーストラリアでいくぶん体調を崩したと言われているロバートですが、このメルボルンでは復調の兆しを見せ、危なげないながらも十分な迫力を感じるパフォーマンスとなっています。

まず音質に関してですが、本作はメルボルン公演の現存する4つのソースを駆使して、最長かつ最良の構成となっています。この一連のオーストラリア・ツアーの音源は不思議なことにどれもかなりステージ近くで録音されており、一般的なオーディエンス録音とは思えないくらい好条件で録られているものが多く、このメルボルン公演も例外ではありません。同公演で複数ソースがあると、突出した音質をメインにそれ以外で補填するのが常ですが、このメルボルン公演に関しては、4つのソースそれぞれが高音質で、どれをメインに据えても良いような優れたものばかり。本作がメインとしたのは、そんな中でも高音域がはっきりしている、いわゆるソース2。特に前半はレンジの広がりといい、クリアな高音部分といい、このソースが他のものより頭ひとつ抜けていると思います。
 さらに、これもまた一連のオーストラリア・ツアーに共通して言えることですが、楽曲を全部収録しようとするあまり、アデレイド公演が最も顕著な例ですが、曲間が切れているものが多く、このソース2も同様に曲間が切れているのが既発盤の大きな欠点でした。本作はそれを別ソースで隙間なく補完し、このコンサートを通して切れ目なく聴けるよう編集が施してあります。また後半部分で音が若干悪くなる部分は、ソース4を使っています。このように、複数あるソースの良い部分を選択し、メルボルン公演の最長かつ最良のタイトルとして本作が作られている事は特筆に値するでしょう。
また、古いテープにありがちなピッチの乱れも完璧に調整されており、ソースの変わり目の不自然な乱れもありません。今まで音質や内容で一長一短、複数タイトルを所有しないといけなかったものが、本作さえあれば他は不要という仕上がりになっています。

Kooyong Tennis Courts, Melbourne, Australia February 20, 1972

DISC ONE
01. Introduction
02. Immigrant Song
03. Heartbreaker
04. BlackDog
05. Since I've Been Loving You
06. Stairway To Heaven
07. Going ToCalifornia
08. That's The Way
09. Tangerine
10. Bron-Y-Aur Stomp

DISC TWO
01. Dazed And Confused
02. Rock And Roll
05. Whole Lotta Love


CC01

・型番 WENDY WECD-159/160
・販売価格 6,400円(内税)
・購入数