1983年に結成され2年間の熟成期間を経て84年に1stアルバム『Sign In Please』でデビュー。LAメタル全盛期にそのシーン活性化に大きく貢献したAutograph。高度な演奏力故に可能な質の高いハード・ポップ風な楽曲と、いかにもといえるLAメタル風な出で立ちが微妙だったのか、他のメタルバンドとは若干のギャップがあったのが印象的。ライト・ハンド奏法(タッピング)の名手スティーヴ・リンチとスパイシーなスティーヴ・プランケットのヴォーカルを核にソリッドで爽快感満点の楽曲はAutograph最大の武器です。こちらのタイトルは2ndアルバム発売の翌年、86年3月14日、デトロイトのHarpo’sで行われたライブを高音質サウンドボード収録。1st収録曲を中心に数曲2ndの曲を加えたセットはまさにベストヒット。1曲目から一緒に歌ってしまうハードでキャッチーなナンバーを立て続けに披露。途中スティーヴ・リンチのソロ・タイムでは華麗なタッピングを思う存分味わえます。下積み期間を経てデビューし、Autographサウンドが確立されたといえるこの時期のライブ音源はタイトル数も少なく、まして高音質のものとなるとさらに貴重。全てのLAメタルファンには押さえておいてほしいアイテムです。 Live at Harpo’s, Detroit, MI. 14th March 1986 1. Intro 2. Nineteen And Non-Stop 3. That’s The Stuff 4. Cloud 10 5. Thrill Of Love 6. Bass Solo 7. My Girlfriends Boyfriend Isn’t Me 8. Changing Hands 9. Blondes In Black Cars 10. Guitar Solo 11. American Band 12. Deep End 13. Turn Up The Radio 14. Take No Prisoners SN01