ウェンディの最新作は、1977年4月27日と28日の連続で行なわれたクリーヴランド公演より、初日27日になります。以前6CDのセットでリリースされていたものの完売になっていましたが、お客様の強い要望により、今回はそれぞれの公演を単独にしての再発になります。この日はクリーヴランド公演と言わずとも“デストロイヤー”の日と言えば通りがいいでしょうか。レッド・ツェッペリンのサウンドボード音源といえば何といってもこの素晴らしいクリーヴランド初日の音源を指すといってもいい代表的な音源。その定番音源を、今までにない最高の状態で収録しています。 デストロイヤーはいっぱい同じタイトルがあってどれを選べばよいか迷うというファンは、これを決定盤として選んでいただければ幸いです。 クリーブランド連続公演となる4月27日は、前述の通り有名なサウンドボード音源で収録されており、その音質は古くから有名で、コンサートファイルにおいても「ツェッペリンのブートレグをお持ちであれば、それはデストロイヤーであろう」とまで書かれています。本作はこのデストロイヤーのファースト・ジェネレーション・マスターと言われる音源を使用して、全編通して単一ジェネレーション・ソースで収録しています。クリアでバランスの良い、まさにサウンドボードのお手本のような音源です。 元々から欠落のある「THE SONG REMAINS THE SAME」や「ROCK AND ROLL」の冒頭は依然として存在しませんが、これは致し方ないこと。特に一曲目「THE SONG REMAINS THE SAME」の冒頭が欠けているのはライブ盤として残念な点ではあるのですが、おそらくコンサートが始まって慌ててテープをまわしたのでしょう、テープが回転するギュインという音から収録となっています。既発盤ではフェードインで始まっていた部分で、もちろん大した差ではないと思われるでしょうが、本作はわずかながら長いということにもなりますし、またやはりこれより先はないのだという証明にもなり得る箇所です。 また、もうひとつの大きな特徴として後半の「GUITAR SOLO」のイントロに注目です。既発盤ではイントロの薄く入るSEからギターの音が入って、しばらくは音量レベルが極端に低く、途中から急激に上がるという不自然な状態でした。同じ状況は「ACHILLES LAST STAND」のエンディングにも見られ、既発盤では、このような不自然なレベルの上下で聴きづらい状態のものしかありませんでした。本作は、ここでもきちんとレベル調整が施され、本来あるべき自然な形での収録となっており、意外やこれは本作で初めて聴くことができるものです。また、ジミーの長大なギター・ソロのエンディング部分、混沌としたギターの音色が薄まり霧が晴れるような中で奏でられる「ACHILLES LAST STAND」のイントロ。これはコンサートのハイライトと言っても過言ではない部分ですが、既発盤では一様にカットがありました。本作では編集により、この部分を自然に繋がるようになっており、ハイライトでコンサートが中断されるという興醒めにならないよう配慮してあります。 ウエンディ・レーベルの最新作は1977年クリーヴランド連続公演4月27日デストロイヤーを完全収録。高音質サウンドボード音源。美しいピクチャーディスク仕様の永久保存のがっちりプレス盤。あまたあるデストロイヤーの中でも最高峰となる決定盤です!日本語帯付。 Richfield Coliseum, Cleveland,OH U.S.A. April 27, 1977 DISC ONE 01. The Song Remains The Same 02. Sick Again 03. Nobody's Fault But Mine 04. In My Time Of Dying 05. Since I've Been Loving You 06. No Quarter DISC TWO 01. Ten Years Gone 02. The Battle Of Evermore 03. Going To California 04. Black Country Woman 05. Bron-yr-Aur Stomp 06. White Summer - Black Mountain Side 07. Kashmir DISC THREE 01. Moby Dick 02. Guitar Solo 03. Achilles Last Stand 04. Stairway To Heaven 05. Rock And Roll 06. Trampled Underfoot CC01