お取り寄せ商品。(ご注文をいただいてから、お取り寄せに3日から1週間お時間をいただきます。) ■2004年アメリカンツアー最終日 ■サウンドボード級の超高音質オーディエンス録音で完全収録 ■ツアー唯一17歳の時の曲「Liza Jane」を演奏 ボウイ専門レーベルHELDENより、2004年リアリティ・ツアーより、アメリカンツアー最終日2004年6月5日ホルムデル・タウンシップ公演を、サウンドボード級の超高音質オーディエンスで完全収録したタイトルがリリースになります。デビュー以来ツアーを重ねてきたボウイですが、現在のところ最後のツアーとなっているのが、2003年から2004年にかけて行なわれたアルバム「リアリティ」に伴う、このリアリティ・ツアーです。以後、10年以上ツアーを行なっておらず、それどころかロンドンオリンピック開会式への出演オファーも断るなど、現在ボウイは半ばリタイア状態にあり、結果としてこのツアーが最後のツアーとなっています。2004年には日本公演も行なわれので、参加されたかたも多いのではないでしょうか。 リアリティ・ツアーは、これが最後だとボウイ自身に意識があったかどうか不明ですが、実に113公演を数え、ツアーが中心だったジギー時代を除けば過去最大規模のツアーとなっています。ヨーロッパ、北米、オーストラリアと巡り、その後日本を含むアジア、そして再びアメリカと、まさに世界を縦断するツアーにあって、このホルムデル・タウンシップ公演は、北米ツアーの最終日に当たります。そして結果的にアメリカのファンが見たボウイ最後の姿となっています。 セットリストは長いキャリアの代表曲から当時の新曲まで幅広くチョイスされ、ベスト・オブ・ボウイといった趣の選曲となっています。ステージ前方から強い白色の光が投射され、そこに浮かび上がるボウイのシルエット。ちょうどレーベル写真のようなオープニングが印象的でした。そして「愛しき反抗」からコンサートが始まります。あの有名なリフで大歓声があがり、オリジナルにはないブレイクが設けられ、すかさずボウイが歌い出す。そこから完全にボウイの世界が会場全体を包みこみます。「すべての若き野郎ども」は会場が大合唱になる名曲。イントロでミスがあったのか、一旦始まった同曲を中断して再度仕切り直しています。バンドがかなりテクニシャン揃いで演奏がしっかり締まっており、録音の優秀さもあって瑞々しく美しい音色でこの名曲が展開されるのを聴くことができます。日本のファンにとっては、ちょうど武道館で見たあのオーディエンスが波打つ様子を想い出す箇所ではないでしょうか。 このツアーにおいて特徴的なのは、アレンジを変えることなく、ほぼオリジナル通りの「完コピ」で古今の曲を披露した点にあるといえます。「世界を売った男」は発表からこの時点で既に30年以上経過していますが、当時と同じアレンジ、同じ歌い回しで演奏しているのも、時々の流行を取り入れたアレンジをするボウイには却って珍しいことです。この「世界を売った男」の演奏中に何かオーディエンスとセキュリティの間でトラブルがあったのか、演奏を中断してしまいます。それが、これから盛り上がるという、ちょうどいいところで(笑) ボウイがマイクを通して会場に注意を促し、その後、高らかにカウントを入れ、途中から再び演奏をし直します。これまた非常に珍しいハプニングです。 このホルムデル・タウンシップ公演が特別なのは、この長いツアーにあって、唯一「Liza Jane」を演奏している点です。この曲は1964年、ボウイが17歳のとき、まだデイヴィージョーンズ時代にレコーディングした曲で、最後のツアーのアメリカ最終日にこのような曲を演奏するとは、何やら暗示的なものを感じます。オリジナルよりテンポを落として丁寧に歌っており、ボウイは「この曲は40年前に作った曲だよ」と照れています。 このように聴きどころが多い本公演ですが、音質も特筆すべきものがあります。最初に聴いた時はサウンドボード音源かと思ったくらい、でもよく聴くとやはりオーディエンス録音、しかしこのような質感のオーディエンスなど聴いたことがない素晴らしいバランスと音質で収録されているのです。高音から低音までしっかり収録されており、かつオーディエンス録音でありながら音の分離も申し分なく、オーディエンスノイズもなく、またステージ傍で録音されたのかボウイのヴォーカルなども、まるでオンラインのような近さ。とても客席で録音したとは思えないものなのです。2015年の耳で聴いても、高音質の範疇では収まらないレベルで、現在でもこのような録音は聴いたことがありません。これはぜひ実際に聴いてみていただければと思います。特にコンサートで印象的だった「I’m Afraid Of Americans」の会場全体に響き渡る重低音。これが見事に再現収録されていることには驚きを禁じ得ません。おそらく今まで残されたオーディエンス録音の中でもベストに入るひとつであることは間違いありません。 現在のところデヴィッド・ボウイ最後のツアーである「リアリティ・ツアー」より、アメリカ最終日ホルムデル・タウンシップ公演を、今まで聴いたことがないくらいハイレベルなオーディエンス録音で完全収録。そしてツアー唯一17歳の時に書いた曲「Liza Jane」を披露しているという点でも特別なコンサート。美しいピクチャー・ディスク仕様の永久保存がっちりプレス盤。 PNC Bank Arts Center, Holmdel, NJ, USA June 5, 2004 DISC ONE 01. Introduction 02. Rebel Rebel 03. Cactus 04. Sister Midnight 05. New Killer Star 06. Panic In Detroit 07. Never Get Old 08. Fame 09. All The Young Dudes #1 10. All The Young Dudes #2 11. China Girl 12. The Loneliest Guy 13. The Man Who Sold The World 14. Heathen 15. Hallo Spaceboy 16. Band Introduction 17. Under Pressure DISC TWO 01. Ashes To Ashes 02. Liza Jane 03. Station To Station 04. I’m Afraid Of Americans 05. Heroes 06. Slip Away 07. The Supermen 08. White Light White Heat 09. Reality 10. Hang On To Yourself 11. Diamond Dogs 12. Suffragette City 13. Ziggy Stardust CC01