Live at Sportparadies, Gelsenkirchen, Germany 6th June 1986 　
＊１９８４年、ドイツのハンブルグで結成。結成当時はコンポーザーの一人であるカイ・ハンセンがギターとリード・ボーカルを兼任し、パワフルなバッキングにハイトーン・シャウトといった特徴とマイケル・ヴァイカートとのメロディアスなツイン・リードが印象的な曲調で多くの支持を集めた。
本ライブは初期の名作"Walls Of Jericho"発表の翌年である８６年７月6日、ドイツのゲルゼンキルヒェンで行われたライブを放送音源から高音質収録。
後のライブでも定番となる名曲"Ride The Sky"で始まるライブは、へヴィなリズムにカイのシャウト、スピードに乗ったツイン・リードと１曲目から手の内を全て出し切った状態。しかもこのテンションが最後まで続きます。そして今回のセットで唯一ミニ・アルバムからの曲"Victim Of Fate"では、リズムの変化やテンポ・ダウンしたところにカイの劇的なセリフを入れるなど、単にスピードとパワーのみではないというアプローチもしっかりしています。
また、９５年に他界してしまうハロウィンの命名者であるインゴ・シュヴィヒテンバーグのドラム・ソロで始まる"Heavy Metal (Is The Law)"では、途中のベース・ソロにオーディエンスが雄叫びを上げ、そのまま掛け合いにつながるという展開。この会場の反応からは、当時の爆発的な勢いを生々しく感じることが出来ます。翌年には専任ボーカルのマイケル・キスクが加わり、多少の音楽性の変化を伴い世界に向けて動き出していくハロウィン。彼等の原点を知るには欠かすことの出来ないであろうこのライブこそ必聴です。

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